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臨床試験のDX加速へ、株式会社Vitaliveとエイツーヘルスケア株式会社が 生存調査効率化で協業開始

お知らせ

株式会社 Vitalive(本社:東京都港区、代表取締役社長:井上忠、以下「Vitalive」)と、エイツーヘルスケア株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:神谷均、以下「エイツーヘルスケア」)は、オンコロジー領域における臨床試験の生存調査の効率化を目的に、Vitaliveが開発したシステム「VitaliveOS」を普及させるための協業を開始しました。

 

オンコロジー領域の臨床試験における生存調査は、国内外問わず、全て電話を通じて行われており、患者や治験コーディネーター(CRC)・Clinical Research AssociateCRA)に対する心理的および費用負担が大きくなっています。Vitaliveが考案した「Short Message ServiceSMS)」を用いた生存調査は、このような負担を軽減し、製薬業界全体の臨床試験における効率化に貢献する革新技術です。この技術を用いたVitaliveOSをエイツーヘルスケアの国内外とのネットワークを活用して普及させることで、臨床試験の効率化を推進して参ります。

 近年、臨床試験にかかる人的・経済的コストの増大や、大規模試験での管理の困難さが課題となっています。特に、医療機関側では生存調査におけるスケジュール調整、電話確認、データ入力の負担、そして調査時の患者への聞き取りにかかる心理的負担が大きい状況であり、この状況は今まで改善がなされていませんでした。一方、製薬企業側は、生存調査のモニタリングを行うCRAリソースの確保と、それに伴う治験費用の増大が課題となっています。

 VitaliveOSは、患者の生存調査をDX化するプラットフォームで、CRCが電話を使用せずに、システムを介してSMSで定期的にアンケートを配信し、調査結果を自動収集できる仕組みです。これにより、CRCの負担を大幅に軽減し、調査結果をそのまま原データとして扱うことで、CRAによるモニタリングの負担も軽減されます。

 両社は、VitaliveOSを世界中に普及させ、オンコロジー領域の臨床試験における生存調査の効率化を実現し、医療機関・SMO・製薬企業・医療機器企業・CROに利点をもたらすことを目指します。また、両社のこの取り組みは、モニタリングのための医療機関訪問を減らすことにより開発プロセスが効率化されるだけでなく、活動工数減によりCO2削減にも寄与するサステナブルな未来への一歩となります。今後も、一日でも早く多くの患者さんに新しい医療をお届けできるよう、社会的使命を果たしてまいります。

【株式会社 Vitalive 概要】
治験における課題解決を目的に、20247月に東京都港区で創業した治験特化のスタートアップ企業。「治験にかかわるすべての人へ幸せを運ぶ」という理念のもと、20252月にはVitaliveOSOS調査の自動化システム)をローンチするなど、積極的に課題解決のためのシステム開発を手掛ける。既にISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)の取得も完了させており、信頼できるシステム構築に向け、アカデミアや製薬企業との連携し対応するなど、積極的な展開を見せている。
株式会社 Vitalivehttps://www.vitalive.co.jp

 【エイツーヘルスケア 概要】
東京・大阪・台湾・米国ボストンに約1,300名を擁する業界大手のCRO(主に治験を製薬企業より受託し実施する業種)として、これまでに数多くの国内外における薬剤の開発に携わる。従来からの生活習慣病領域に加え、抗癌剤領域・中枢神経系領域・呼吸器領域・ワクチン領域・再生医療等製品の開発を得意とすると共に、臨床試験の効率化に向けてRBMeSource DataeSubmissionDecentralized Clinical Trial等の様々な先進的なソリューションを導入推進。伊藤忠商事グループのヘルスケア事業の中核をなす事業会社に位置づく。
エイツーヘルスケア株式会社:https://www.a2healthcare.com

[PDF] 臨床試験のDX加速へ、株式会社Vitaliveとエイツーヘルスケア株式会社が生存調査効率化で協業開始

 

【本件に関する問い合わせ先】

株式会社 Vitalive
E-mail : contact@vitalive.co.jp

エイツーヘルスケア株式会社 ビジネス・ディベロップメント本部 次世代事業推進部
E-mail : marke@a2healthcare.com