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プロジェクトマネジメント

エイツーヘルスケアは全プロジェクトにプロジェクトマネジャーを配置し、均質で効率性に優れたプロジェクト運営を行っています。プロジェクト業務開始から終了までの一貫性を持った業務管理を行うこと、フルパッケージの業務委託における部門間の調整やグローバル臨床試験における国別の業務を円滑に進捗させることなど、プロジェクトマネジャーは欠くことのできない役割です。また、新規案件獲得や新たなサービス開発に際してのプロジェクトデザインの提案や予算見積もりなどにも関わっています。日常の業務においては、プロジェクトマネジャーは基本的に顧客とのメインの窓口となり、プロジェクトチーム内のコミュニケーションの要となります。

プロジェクトマネジメント部門では、臨床開発業務のベテラン、国際的なセンスを有する人材、外国で教育を受けた人材、外国で臨床開発業務を行った人材、PMP®(プロジェクトマネジメントに関する国際資格)や薬剤師など専門資格を持った人材など、ダイバーシティを意識したメンバー構成で、変化し続ける環境やさまざまなステークホルダーに対応できるよう体制を整えています。全員がグローバルプロジェクトの経験を持っています。

プロジェクトマネジメントにあたっては、プロジェクトマネジメントの原理・原則を理解した上で、まずプロジェクト毎に最適化した計画を立案します。その後のプロジェクト進捗に従って計画と実際の状況とどれだけの乖離があるかを検出し、プロアクティブに対策を講じ、フォローアップを行うことを基本としています。(PMBOK 7th Edition参照)

 

プロジェクト計画策定にあたっては、SOPや臨床試験計画を基本とし、各種のManagement Planning Documentを作成し関係者で合意します。たとえば、Project Management Planから始まり、Clinical Monitoring, Data Management, BIOSTAT, Safety, Risk, Resource, Budgetなどの計画書、さらには各種のマニュアル、ベンダーの管理計画、IT Systemのアクセス権管理などがあります。

計画と現状のギャップ検出には、KPITracking Tablesの活用、IT Systemからのデータ、チームメンバーからの報告などを活用します。検出されたギャップに対しては、プロジェクトマネジャーと各ファンクションのリーダーが協調し必要な対策を講じ、その成果のフォローアップまでを追跡しています。必要に応じ、計画の修正やスタッフの再教育なども実施します。

プロジェクト期間を通じてのリスクマネジメントにも重点を置いています。一般的なリスクの特定・分析・対応策の検討に留まらず、リスク発生の少ないプロジェクト計画を立案するという視点を加えています。

これらの活動を通じて、プロジェクトのゴールを計画された期間、品質、予算内で達成するとともに、クライアント満足度の高いサービスを提供します。

さらに、プロジェクトマネジメント部門ではプロジェクトレベルを超えた標準化にも取り組んでいます。プロジェクトが期間限定の活動であるかぎり、プロジェクトが変わればメンバーは変化し、領域やプロトコール、顧客からの要求事項もさまざまに変動します。このような環境にあって、常に安定してサービスを提供することがプロジェクトマネジメントの使命です。